100年以上の歴史のある台北の古い下町、迪化街。

ここは、昔から問屋が多く集まり、現地の文人名士にまつわるストーリーを育んできました。

住民の日常生活、商家の営業風景、観光客の見学や買い物の様子が交錯するなかを、訪れてみると、閑寂でゆとりのある、今でも生きている、町家の一面をじっくり感じとることができます。

また、実は、ここには台湾茶に関わった人物にゆかりのある場所や、昔ながらのお茶屋さんもあります。

実際にお茶屋さんや昔のお茶商人の住まいを訪ねることで、「南糖北茶※」と呼ばれた時代について想像を膨らませ、台湾茶の風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※南糖北茶：台湾南部と北部はかつて、それぞれ砂糖とお茶の集積地であったことを表します。