二百年余り前に結成された「大龍峒金獅団」は、台湾で最も古い獅団です。1928年、日本兵庫県に開かれた阪神博覧会に参加したことがあります。現在の団長、李世沢さんが率いる獅団は、様々な展覧会、民俗芸能活動に参加しており、国際公演にも招かれています。

   昔、町を見守っていた獅団は、獅子舞の競技や獅子頭工芸の伝承にも取り組んでおり、現在、台北市「伝統芸術文化資産」に登録されています。当講座では、北台湾独自の獅子舞文化についてご紹介する上、競技や獅子頭工芸も披露させていただます。